ミドルクラスのオーブンレンジが、子育て世代を中心に人気となっている。
オーブンレンジ・電子レンジ市場には、食材などの温め・解凍だけができ、1万円台から購入できるシンプルな単機能の電子レンジと、食材を200度を超える熱で加熱調理するオーブン機能を搭載したオーブンレンジがある。
実勢価格は、単機能レンジやエントリークラスのオーブンレンジが1〜3万円程度、ミドルクラスが5〜8万円程度、ハイエンド・フラッグシップモデルは10〜20万円だが、20万円を超えるモデルも珍しくない。
このミドルクラスの人気を受け、象印マホービンは同社初となるオーブンレンジをミドルクラス帯で2022年9月に発売。以前、オーブン機能のない単機能の電子レンジを販売していたが05年に撤退しており、17年ぶりの新規参入となる。
なぜミドルクラスのオーブンレンジが人気なのか。その理由から、日本の子育て世代のニーズが見えてくる。
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