しかし一体全体なぜこんなものができてしまったのか。
そもそも、AI Programmerをプログラミングしたのも人間のプログラマーのはずで、一体全体どうして自分達の首を絞めるようなことをやりだしたのか。
そんな疑問とともに、編集部がセットアップしたGoogle Meetに入ると、出迎えてくれたのはAI Programmerを開発したアズリアルの藤田陽介社長だった。
「実はGPT-3を使って何か面白いことができないか、いろいろ試した結果生まれたのがAI Programmerというサービスなんですよ」
GPT-3とは、イーロン・マスクやMicrosoftがバックにつく米国のAI研究企業OpenAIが開発した世界最大級の自然言語エンジンの1つだ。
2021年から有料APIサービスが提供されていて、登録すれば誰でも使うことができる。AI ProgrammerはそんなGPT-3に対して、「このプログラミング言語でこんなプログラムを書け」と命じると、自動生成される仕組みということだった。
筆者もGPT-3を使ったことはあるが、これをサービス化するというのはなかなか大胆な試みだと思う。というのも、今回のようにバズってアクセスが集中すれば、それに応じたAPI利用費が課金されてしまうからだ。
「初日で20万円くらい、今は少しアクセスも落ち着いてきて、だいたい1カ月に100万円くらいサーバ代がかかる見込みですね」
藤田社長はこともなげにいうが、これはけっこうすごい出費だ。
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