ITmedia NEWS > STUDIO >

Netflix新プラン「広告つきベーシック」、日本でも11月から提供開始

» 2022年10月14日 06時06分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Netflixは10月13日(現地時間)、4月に予告していた新プラン「Basic with Ads」(日本では「広告つきベーシック」)を日本を含む12カ国で11月から提供すると発表した。米国での価格は月額6.99ドル、日本では790円。日本の場合、「ベーシック」より200円安い。

 新プランでは1時間当たり平均4〜5分の広告が挟まれる。1つの広告の長さは15秒または30秒で、コンテンツの前後に流れる。

 ads 広告の例

 このプランの画質はベーシックと同じHD画質(720p)までで、ベーシックでは可能な、コンテンツのダウンロードができない。また、ライセンスの制限で一部のコンテンツは利用できない。

 plan Netflixプラン比較

 広告は、ユーザーの視聴履歴などに基づいてパーソナライズされる可能性がある。Netflixは広告付きベーシックプラン立ち上げに当たり、広告技術および販売パートナーとして米Microsoftと提携した。

 広告主に対しては、「幅広いターゲティング機能を提供する」としている。視聴者測定は、米国ではNielsenのDigital Ad Ratings(DAR)を使う。

 Netflixはこれまで、広告付きプランには否定的だったが、加入者数が10年ぶりに減少した第1四半期の業績発表後にこのプランの計画を発表した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.