楽天ペイメントと楽天Edyは10月19日、「楽天キャッシュ」から「楽天Edy」にチャージできる機能の提供を開始した。来春には楽天Edyから楽天キャッシュへチャージできる機能も提供する。当初はWebとiPhone版の楽天Edyアプリでのみチャージ申請が可能。今後、Androidにも対応する予定。
楽天キャッシュはオンライン型の電子マネー。楽天IDとひも付く形で管理される。楽天グループは楽天キャッシュの普及に力を入れており、楽天カードからいったん楽天キャッシュにチャージして利用することで、追加のポイント還元も行っている。
楽天ポイントが企業が自由に発行するポイントなのに対し、楽天キャッシュは資金決済法で規定される前払式支払手段、および資金移動業マネーに当たる。ポイントを購入したりチャージしたりすることには制約があり、ほとんど行われていないが、前払式支払い手段は購入/チャージ可能なことが大きな違いだ。
楽天EdyはIC型の電子マネー。プラスチックカードに搭載されたICチップで残高が管理される。2014年3月から、楽天ポイントを楽天Edyにチャージできる機能を提供してきた。今回楽天キャッシュからのチャージに対応するにあたり、楽天ポイントからのチャージも1ポイント単位に変更した。
楽天グループ内に複数の電子マネーが存在することになるが、オンライン環境なしで利用できる楽天Edyの特徴を生かし、両社を共存させていく考えだ。
楽天カードのタッチ決済がAndroidで可能に 楽天ペイアプリ経由
ケンタッキー、楽天ポイントを導入
フリマで“ポイント還元” ラクマ、出品者が「楽天キャッシュ」還元できる新機能
フリマアプリ「ラクマ」売上金を電子マネーにチャージ、累計5億円突破 メルカリに先行
満足度の高いスマホ決済サービス 総合2位は「モバイルSuica」、1位は? オリコン調べ
乱立する日本の金融決済システムは海外と比べて遅れているのか? そうとも言い切れない事情Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR