人気声優ユニットである「イヤホンズ」。活動期間はもう7年になります。
その活動の中でも音楽家の三浦康嗣氏が手がけた楽曲は、音をどう使うのか? という意味で実に巧妙な楽曲が多いのです。楽器あり、環境音あり、声単独あり、もちろん声優ユニットですから、声の良さは言うまでもありません。早速、ご紹介しましょう。
動画タイトルに「イヤホン推奨」と書かれているのは聞けばすぐに理解できます。終盤にかけて、音が混ざり合っていくのが効果的なのは、前半で音をシンプルにあらかじめ聞かせているからですね。
音の実験という意味で一番楽しいのはこの曲。演劇的な楽しさもあります。で、この曲にはもう1つ大事なことがあるのですが、それは後ほど。
イヤフォンの付け方が左右間違っているとか、そもそも左右できれいに音が分離しているのか? というのをチェックするのに最適なのがこの曲。もう冒頭20秒だけでもきっちりサウンドチェックできます。
そして、最後にご紹介したいのが、次の曲。いや、曲としては同じなのですが、360 Reality Audioとして再度ミックスされた音源です。
もちろんフルサービスを受けるためには、360 Reality Audio対応音楽ストリーミングサービスの契約や対応した再生機器などが必要なのですが、この動画はありがたいことに360 Reality Audioを疑似体験できるように作ってくれています。そして、そのクオリティもとても高いのです。
ワイヤレスイヤフォンの付加価値ということで空間オーディオに注目が集まっていますが、まずは手持ちのイヤフォンで、空間オーディオを体験してみたいということをこの動画は実現してくれるわけです。これがありがたくなくて、なにがありがたいというのでしょう
そして、これらの曲を聞くと値段の高い高音質なイヤフォンには、ちゃんと意味があるということが身に染みて分かります。もし、高いイヤフォンを買ったけど、いまひとつ満足できていないようであれば、それはまだ良い音源に出会ってないだけだと思います。ぜひ、いろんな音源を試してみてください。
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