これに飛びついた人たちの中で、腕に覚えのある人はすぐにWebサービスを開発し、アプリを開発し、競うように新しい機能を追加していった。
日本でも、LINEから日本語で作画指示を行える「AIばりぐっどくん」や、「AIピカソ」というアプリなどが登場し、作文支援AIの「AIのべりすと」もAI画像生成サービスへの対応を表明。日本のアニメ風の表現が得意な「Waifu Diffusion」や「Trinart」といったStable Diffusionの改造版がオープンソースで公開された。
この頃、Stable Diffusionは、下手な絵から上手な画像を導き出す「img2img」や、画像の一部分だけを修正する「inpaint」などの機能が矢継ぎ早に発表されていき、さまざまなサービスに取りこまれていった。
Stable Diffusionは、一般に個人の写真や特定の人物を出すのが苦手だが、自分のペットや友人の写真をわずかな枚数から学習させる「Dreambooth」という技術が開発され、これも話題を呼んだ。
ただし、Dreamboothでは、巨大なGPUメモリが必要になり、個人ユーザーが趣味の範囲で買えるGPUでは事実上実行不可能なのがネックとされていた。
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