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Twitter、認証バッジ有料化か 維持には月額19.99ドルのサブスク加入が必須に 米報道

» 2022年10月31日 21時20分 公開
[山川晶之ITmedia]

 Twitterを約6.4兆円で買収したイーロン・マスク氏が、早速同社の“改革”に乗り出している。マスク氏はすでに、パラグ・アグラワルCEOをはじめ、4人の経営陣を解雇したが、今度はサブスクリプションサービスの収益改善を図るようだ。

 マスク氏は、Twitterのサブスクリプションサービス「Twitter Blue」の月額費用を、4.99ドルから19.99ドルに引き上げることを検討しているという。これを報じた米テックメディア「The Verge」によると、認証バッジを付与されているユーザーがバッジを維持するために、今後Twitter Blueへの加入が必須になるとしている。もし加入しない場合、認証バッジは新料金発表時から90日後に消滅する。

 なお、この新機能に取り組んでいる従業員は、11月7日までにローンチを完了させないと、解雇されるとも伝えられている。

 “改革”は他の従業員にもおよぶ。マスク氏は、Twitter買収直前の投資家への説明で75%の従業員を解雇するとの発言をしたとされるが、その後撤回している。しかし、The Vergeによると、米Teslaのエンジニアの助けを借りて、コードベースに貢献していない中間管理職やエンジニアを対象とした解雇計画を進めているという。

 最近では「ツイート編集」ボタンを実装し、米国やカナダで展開しているTwitter Blueだが、日本では現在利用できない。このため、日本の認証バッジユーザーもTwitter Blueへの加入が必要になるのかについては現時点で不明だ。

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