銀行系のフィッシング詐欺サイトが、10月は先月の180倍と急増しているようだ。ネット詐欺に特化したセキュリティソフト「詐欺ウォール」を提供するBBソフトサービスが9月の報告数をまとめた。
これまでクレジットカード向けのフィッシング詐欺が主流で、全体の9割を超えていたが、9月に入り三井住友銀行のフィッシング詐欺サイトの報告数が急増。全体に占める銀行系の比率も31.77%と大きく増加した。
直近では国税庁をかたるフィッシングサイトも高度化しているという。WindowsやiOSからアクセスすると、税金未払いによる差し押さえのページを表示するが、Android OSからアクセスすると偽ソフトウェアをインストールさせる画面につながる。
全体としてはクレジットカード系のフィッシングサイトが半数を占め、主流だ。直近では、イオンクレジットのフィッシングサイトの報告数が増加しているという。
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