センサーによる機器自動化の流れで、ビジネスも大きく変革している。
例えば、パナソニック エレクトリックワークスは、周囲と温度差のある物が動くときに発生する赤外線量の変化を検出するタイプの人感センサー・焦電型赤外線センサーを「パピルス」としてメーカー向けに販売している。これが近年の家電のIoT・スマート化、そしてオフィスや工場などの省エネ・省人化の流れで需要が拡大しているという。1998年から生産を開始し、今年5月には累計1億個の生産を実現。スマート化や自動化といった時代の要求に対応するため、高性能な人感センサーに注文が殺到しているそうだ。
IT企業や家電メーカー、さらには新しい住宅を企画設計する住宅メーカーまで、多くの企業が新しいスマートホームの形を模索している。
スマートスピーカーは「音声」をトリガーに家電を操作できる。ここでいう音声は、パソコンならキーボードやマウス、スマートフォンならタッチ操作と同じで、人間による能動的な操作だ。しかし、スマートホームが真に目指すのは、意識しない行動や体の変化をトリガーに、自動で家電やガジェットが動く世界なのだ。
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