店頭でお気に入りの商品を見つけたら、スマホのカメラでそのバーコードを読み取って、製造元の企業に投資できる──。リアルな世界と株式投資をつなげる、こんなサービスをセブン銀行が開始した。
バーコードを読み取ると、その商品の株式が表示され、購入できる。商品にかかわるどの企業を表示するかはスマートプラスが選定した。例えば、コカコーラのペットボトルをスキャンすると、米Coca-Colaの株式が表示される新サービスの名称は「お買い物投資コレカブ」。「投資にはハードルが高い印象があった。未経験の方でも買い物ライクに投資していただき、さまざまな仕掛けを通じて、株式をコレクションしていただきたい」。セブン銀行の戦略事業部長兼セブン・ラボ・リーダーの西井健二朗執行役員はこう話した。
190万ダウンロードを超えたセブン銀行のスマホアプリ「Myセブン銀行」のユーザーをターゲットとして提供する。アプリ内の1つのサービスとして、ワンタップで口座開設が可能。セブン銀行の口座にある資金を用い、1株単位から日米の株式が売買できる。
サービスの開発は、組み込み型金融を得意とするFinatextホールディングスの証券子会社にあたる、スマートプラスのサービスインフラを用いた。スマートプラスの証券ライセンスを用い、セブン銀行が金融商品仲介会社としてサービスを提供する形だ。ユーザーには、セブン銀行のブランドを用い、シームレスな体験を目指す。
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