米Amazon.comのデバイス&サービス担当上級副社長のデイブ・リンプ氏は11月17日(現地時間)、14日に報じられた大規模リストラを認める公式ブログを公開した。「才能あるAmazonの従業員がデバイス&サービスチームから失われる」としている。
リストラ対象の総数は不明だ。報道によると約1万人という。影響を受けた従業員には前日個別に通知した。極力社内で別の部署に配置換えできるよう、サポートしていくとしている。
デバイス&サービスチームは、音声アシスタント「Alexa」やそれを搭載するスマートデバイス「Echo」シリーズ、スマートテレビの「Fire」シリーズ、電子書籍の「Kindle」などを担当する部門だ。
同日、米Microsoft傘下のLinkedInのプラットフォーム上には、多数の元Amazon従業員による求職メッセージが投稿された。
主にAlexaのエンジニアやAlexa関連のマーケティング担当者だが、クラウドゲームサービス「Luna」担当者のものもある。
Amazonの広報担当者は米The Vergeに対し、AmazonはまだLunaにコミットしており「ストリーミングがゲームを変革すると信じており、Lunaの将来に今後も期待している」と語った。米GoogleのStadiaのように撤退するわけではないようだ。
リンプ氏は「デバイス&サービス部門はAmazonにとって今後も重要な投資分野だ」と語った。同氏は9月のイベントでAmazonのデバイスとサービスによる「アンビエントインテリジェンス」を構築していくと語っていた。
なお、同社が10日に発表した次世代ドローン「MK30」などを担う「Prime Air」は別部門だ。
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