米Twitterは11月17日(現地時間)、英語版の「About Twitter Blue」ページを更新し、新たに作成したTwitterアカウントは作成後90日間はTwitter Blueに加入できない(つまり“青バッジ”を表示できない)という新ルールを追加した。2種類の青バッジが混在することを悪用したなりすまし対策の一環とみられる。
また、「われわれの裁量により、予告なしに将来的に新しいアカウントの待機期間を課す場合がある」とも書かれている。
Twitter Blueは、現在は米、英、加、豪、ニュージーランドでiOSアプリからのみ加入できる有償のサブスクリプションサービス。Twitterを買収したイーロン・マスク氏(現CEO)の下、米国でのサブスク料金は4.99ドルから7.99ドルに値上げされ、それまで本人であることをTwitterが認証した印であった青バッジを無条件で入手できる特権が追加された。なお、日本語版のヘルプページでは、従来「認証バッジ」とされていたこのマークは本稿執筆現在「青いチェックマーク」と呼ばれている。
いずれにしても現在、Twitter Blueの提供は停止されている。マスク氏は29日に提供を再開すると予告した。
別のなりすまし対策として、マスク氏は29日以降にTwitter Blue加入者がアカウント名を変更した場合、その名前が利用規約を満たしていると確認できるまで青いチェックマークを表示しないとツイートしている。
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