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「GoPro HERO11」がっつりレビュー、アクションカムの先駆けは今でも画質に一日の長荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/6 ページ)

» 2022年11月27日 10時08分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 今回、GoProの担当者にHERO11を使ってみたい、でも登山もしないし海にも潜らないし、過酷な競技もしないといったら、映像クリエイター向けの「クリエイティブ・エディション」をお勧めされた。

 基本セットにVoltaハンドグリップ、メディアモジュラーとライトモジュラーのセットだ。

「クリエイティブ・エディション」のキット。本体やベースマウントの他に、Voltaハンドグリップやメディアモジュラーなどがケースに収められている

 VoltaはHERO11の外部電源として使えるリモコングリップ兼テーブル三脚だ。

 とはいえ、まずはベーシックな話からいこう。

 カメラなのでイメージセンサーから。前モデルより大きく、2700万画素となった。

 一番のトピックはイメージセンサーのアスペクト比。4:3ではなく8:7と正方形に近くなったのである。

 画像サイズは5568×4832ピクセルだ。

 歪み補正をしてない超広角のもの(もっとも画角が広くなる。16mm相当)と、歪み補正をかけたリニアのもの(19mm相当になる)をどうぞ。中心がずれてるのはご容赦を。

 画質はカメラ側に処理をおまかせの「SuperPhoto』モードを使っている。

8:7の2700万画素。超広角の16mm。周辺が円形に歪んでいるのが分かる
歪みを補正した「リニア」で19mm相当。ディテール描写力はともかく、色はいい

 人物のカットも1枚。

超広角っぽいアングルで撮ってみた。天候が悪かったので肌色がちょっと不自然になってるけど。

 で、この8:7のアスペクト比がミソだ。正方形に近いことでより強い手ブレ補正や、360度の水平ロック機能を実現しているのである。どの角度でも16:9のエリアを切り出せるから。

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