人材紹介事業などを手掛けるヒューマンリソシア(東京都新宿区)は12月13日、世界109カ国のIT技術者数ランキングを発表した。各国の統計データなどを独自分析し、世界109カ国のIT技術者数を約2517万人と推計。国別で見たところ、1位は「米国」(514.0万人)、2位「中国」(281.4万人)、3位「インド」(226.7万人)、4位「日本」(132.0万人)となった。
以降、5位「ドイツ」(114.0万人)、6位「ブラジル」(106.4万人)、7位「イギリス」(100.6万人)、8位「ロシア」(94.7万人)、9位「韓国」(77.4万人)、10位「フランス」(76.4万人)が続いた。1位から5位は2021年の結果と同じ順位だった。中国は最新のIT技術者数のデータを取得できなかったことから、情報通信業就業者を基に推計したという。
各国のIT技術者数を同社が20年〜21年の間に計測した直近のデータと比較したところ、世界全体のIT技術者数は約113万人増加し、前回の調査と比べて4.7%増加していた。国別で増加数を見ると、最も増えていたのは「中国」(18.4万人増)、2位「ブラジル」(14.3万人増)、3位「日本」(10.0万人増)となった。
国別での増加率(前年比)は、1位「ペルー」(55.1%増)、2位「アルゼンチン」(51.1%増)、3位「キプロス」(43.9%)。トップ10までの結果は中南米とヨーロッパの国が占めた。増加数3位だった日本は8.2%増で22位、IT技術者数1位の米国は1.9%増で36位に入った。最新年のデータを取得できなかったことから中国はランキングに含めていないものの、7.0%増と推計しているという。
調査結果は、国際労働機関や経済協力開発機構、各国の最新の統計データを独自分析して推計した。調査対象の国は、アジア・太平洋の19カ国・地域、北米・中南米の15カ国、ヨーロッパの41カ国、中東の7カ国、アフリカの27カ国。
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