米Teslaと米TwitterのCEO、イーロン・マスク氏がTesla株式36億ドル相当を売却したことが、12月12日付の米証券取引委員会(SEC)提出文書で明らかになった。同氏は4月に84億ドル相当のTesla株を売却した際、「今日以降はTesla株の売却は予定していない」とツイートしたが、その後8月と11月にもTesla株を売却している。
10月に約440億ドルでのTwitterの買収を完了したマスク氏は、4月に買収に合意してからTesla株を4回にわたって売却し、累計で約230億ドル相当になる。
マスク氏はTwitter買収資金の一部を金融機関および個人投資家から借り入れている。同氏は13日「FRB(米連邦準備理事会)が利上げを続けている現在、激動のマクロ経済状況での債務に気をつけろ」とツイートした。
今回の売却後も、同氏はTeslaの筆頭株主の座は維持する。
Teslaの株価は年初から61%下落している。
マスク氏がTwitterを買収してから、Teslaの株主らの間でマスク氏のTeslaのCEOとしての行動がおろそかになっているという不満が高まっている。Teslaの大株主、レオ・コグアン氏は13日、「イーロンはTeslaを捨て、TeslaはCEO不在だ」とツイートした。
マスク氏は「Tesla株主が長い目で見てTwitterから利益を得られるようにする」とツイートした。
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