質問を入力すると、AIでひろゆき(西村博之さん)っぽい返答を自動生成。それをひろゆきっぽいAI合成音声で再生する──音声合成AIを手掛けるCoeFont(東京都港区)は12月26日、こんなジェネレーターを無料公開した。日本マイクロソフトのチャットbot事業が独立したrinna(東京都渋谷区)とコラボ。2社のAI技術を活用して開発したという。
例えば「受験生です。勉強が辛くて悩んでいます」と質問すると、“AIひろゆき”が「受験生はつらいのは当然、自分を責めるべき」と話す紙芝居のような動画を生成する。「適当な回答がもらえる配信の様子を再現する」(CoeFont)として、同じ質問をしても毎回別の答えが返ってくるようにしたという。
rinnaはAI技術「キャラる」を提供。キャラるはTwitterの投稿を基に、アカウントの持ち主のような発言をするAIを開発できるサービスだ。ジェネレーターでは、ひろゆきさんのツイートを学習させたAIで、質問への回答をテキストで生成。その文章をCoeFontのAI合成音声で読み上げている。
合成音声は9月にCoeFontが公開した「おしゃべりひろゆきメーカー」と同じものを活用した。今回のジェネレーターは、おしゃべりひろゆきメーカーが公開から1週間で1090万回以上利用されるなど人気を博したことで実現した企画といい「類似のジェネレーターはこれで最後」(CoeFont)としている。
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