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OM SYSTEMロゴの「OM-5」登場 ちょっと地味だけど基本性能の高い手頃な一眼カメラ荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/6 ページ)

» 2022年12月29日 12時44分 公開
[荻窪圭ITmedia]

OM-5はOM-1の下位モデルというよりは“E-M5 Mark IV”だった

 OM-5の名を見たとき、「OM-1」をベースにした下位モデルを期待した人もいたかと思うが、それは違った。

 OM-5はOM-1の廉価モデルではなく、「E-M5 Mark III」(2019年発売)の後継機といった方がいいだろう。

左がOM-1。右がOM-5。イマドキの実用性が高いデザインのOM-1に対し、クラシカルなテイストを残すOM-5

 正面からの写真を以前レビューしたときのE-M5 Mark IIIと比べてみると、そっくりである。ボディのサイズや質量も同じだ。E-M5 Mark IVと思ってよさそうだ。

E-M5の3代目となる「E-M5 Mark III」。2019年発売
E-M5からOM-5に名を変えた4代目。2022年発売

 センサーも以前からのLiveMOSセンサーだし、OM-1で採用された被写体検出AFも未搭載、充電やデータ転送に使うUSB端子も現在主流のUSB Type-Cではなくmicro USBのままだ。

USB端子はType-Cではなく、前モデルと同じmicro USBのままだったのは大変残念。本体内充電は可能

 じゃあ新しくなったのはロゴだけ?

 いやさすがにそんなことはない。

 画像処理エンジンをはじめとする内部の処理は新しくなっており、機能も追加されており、全面的にフルモデルチェンジしたOM-1に比べるとインパクトは弱いけれども進化はちゃんとしてるのだ。

 最初に基本的なところから抑えておこう。

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