2022年の年末が過ぎて、2023年を迎えた。すでに仕事始めを迎えた人もいれば、まだ正月休みの人もいるかと思うが、いずれにしろ休み明け初日の仕事には“休みボケ”が付きまとう。2023年最初の記事として、これを書いている記者も正月休みボケと絶賛格闘している最中だ。
休みボケを乗り越えるには、仕事へのモチベーションを上げることが一番の特効薬だ。そこでこの記事では、2022年に企業や官公庁が無償公開した、IT人材向けの教材や資料をまとめる。新年の抱負として目標に定めるもよし、早速来る三連休に取り組むもよし。2023年を実りある1年にするために、一役買えれば幸いだ。
情報処理推進機構(IPA)は、セキュリティエンジニア向けの英文読解力を鍛えられる「セキュリティエンジニアのための English Reading」と、セキュリティニュースの頻出単語をまとめた「セキュリティ英単語集」を7月から無償公開している。
企業や官公庁で働くセキュリティエンジニアに向け、英語で情報収集することの重要性や、より楽に英文を読むポイント、読解力を鍛える訓練法を紹介している。英単語帳には、セキュリティ関係の単語を330語まとめ、それぞれの意味や関連語、用例も掲載している。
(関連記事:セキュリティエンジニア向け英語教材、IPAが無償公開 「セキュリティ英単語集」など)
リクルートは、新人エンジニア向けの研修資料を9月に無償公開した。ソフトウェアエンジニアとしての心構えからReactベースのフレームワーク「Next.js」の基礎知識など15種類の資料を用意している。
エンジニアとしての心構えやNext.jsに加え、Androidアプリ開発の基礎知識やWeb広告の成果を測るときなどに使うA/Bテストについて学べる資料を公開。いずれも同社が内製したもので、4月に入社した新卒社員向け研修で使ったものという。
(関連記事:リクルート、新人エンジニア向け研修資料を無償公開 Next.jsの基礎など15種類)
GMOペパボは、新卒採用のエンジニアに向けて製作した機械学習の研修資料を公開している。同社が定義する、サービスの改善を自動化しスケールさせる「再帰化」をテーマに設定した内容で、その実装手段に機械学習を検討できるようになることを目標にしたという。
公開した研修資料は3つ。機械学習についてのイントロダクションや再帰化と機械学習の関係性、サービス事例などを紹介している。併せて公開した研修スケジュールによると、同社では1日3時間の研修を3日間行っている。
(関連記事:新卒エンジニア向けの機械学習教材、GMOペパボが無償公開)
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