米Microsoftは1月9日(現地時間)、DPU(データ処理装置)を手掛ける米Fungibleを買収したと発表した。買収総額は公表していないが、米TechTargetによると、1億9000万ドルという。
Fungibleは2015年創業のカリフォルニア州サンタクララに拠点を置く非上場企業。Softbank Vision Fundなどから3億ドル以上の資金を調達し、DPUを開発してきた。
FungibleのDPUは「スケールアウトデータセンターの最重要課題であるサーバノード内での非効率的なデータ計算に対処する」。
DPUの主力メーカーでもある米NVIDIAによると、DPUは汎用コンピューティングのためのCPU、アクセラレーテッドコンピューティングのためのGPUと並び、データセンター内でデータ処理を行うためのコンピューティングモデルの第3の構成要素という。
MicrosoftはFungibleの買収により、「データセンターのイノベーションを加速」し、オフロード、待ち時間の改善、データセンターサーバ密度の増加、エネルギー効率の最適化、コスト削減など、広範な技術と製品の強化を目指すとしている。
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