米Microsoftは1月10日(日本時間)、「Windows 8.1」のサポートを終了し、セキュリティ更新プログラムの提供など全てのサービスの提供を終える。サポート終了後はサイバー攻撃などのリスクが高まるため、Windows 10などに移行するよう勧めている。
Windows 8.1は2013年10月に公開。スタートボタンの廃止など、それまでとは大きく異なるUIを採用したWindows 8の大型アップデートバージョンで、スタートボタンの復活やタブレット型端末以外での操作性向上などを図った。
情報処理推進機構(IPA)によると、Windows 8.1で21年7月から22年6月の1年間に見つかった脆弱性は329件。影響度を示すCVSS v3のベーススコアが7を超える「危険」な脆弱性は26%だった。サポート終了後は脆弱性が見つかっても修正されないため、サイバー攻撃やウイルス感染のリスクが高まる。
Windows 8.1からWindows 10、Windows 11へのアップグレードは、公式Webサイトから該当ファイルをダウンロードし、アップグレード用のメディアを作成することで適用できる。ただし、PCが動作要件をクリアしている必要がある。
【編集履歴:2023年1月12日午後2時 当初、「無料アップグレードはない」としていましたが、一部の方法での無償アップグレードが可能と判明したので、記述を修正しました】
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