ITmedia NEWS > 製品動向 >

リチウムイオン電池の焼損リスク判定 OKI「良品解析サービス」メーカーに提供

» 2023年01月12日 12時14分 公開
[ITmedia]

 OKIグループのOKIエンジニアリングは1月12日、ウェアラブル端末メーカーなどが採用するリチウムイオン電池について、欠陥や不具合構造を検出し、焼損の危険性を予測・評価する良品解析サービスを13日にスタートすると発表した。

画像 サービス説明より
画像

 開放電圧値、内部抵抗値、端子TAB電極の溶接状態、内部電極の状態、セパレータのかぶり量など多岐にわたる検査を行い、不具合構造を検出。危険性を予測・評価。過充電や外部から加熱をした際の焼損耐性も確認する。

 リチウムイオン電池は発煙や発火・発熱の事故が多発しており、メーカーには対策が求められてきた。OKIエンジニアリングは2021年から、リチウムイオン電池の焼損事故発生時に原因を特定する解析サービスを提供しており、新サービスでこの知見を生かす。年5000万円の売上を目指すとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.