欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は1月26日(現地時間)、米GoogleがEU法を順守するため、より正確な情報を消費者に提供することを約束したと発表した。
欧州委員会もGoogleも具体的な実施プロセスについては発表していないが、Google Playストア、Googleストア、Googleフライト、Googleホテル検索を改善する。
欧州委員会のディディエ・レインダース司法担当委員は「EUの消費者は、十分な情報に基づいた選択ができるよう、明確で完全な情報を得る権利がある。Googleのコミットメントはこの方向への第一歩だ」と語った。
Google Playストア(アプリストア)とGoogleストア(ハードウェアのオンラインストア)では、配送料や返品、修理、交換に関する明確な契約前情報を提供する。また、製品提供者の社名や住所、連絡先などの情報を明示する。さらに、EUのGeoblocking規則(EU圏内の消費者が圏内のどこででも製品やサービスに確実にアクセスできるよう定める規則)に順守するよう、アプリ開発者に明確に通知する。
GoogleフライトとGoogleホテル検索については、Googleが直接提供しているのか、単に仲介者であるのかを明確にする。また、掲載しているレビューをGoogleが検証していないことを明示する。価格や空室状況などの情報について、透明性に取り組む。
EU圏内でこれらの改善が実施されれば、Geoblocking規則対応以外は他の地域にも反映される可能性がある。
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