SMBCグループが総力を上げる新サービス「Olive」は、還元率も強化されている。新たに発行する「Oliveカード」は、これまでの三井住友カードナンバーレス(NL)に、最大5%還元率を上乗せした。コンビニやファミレスなどで最大15%還元を行う。キャンペーンではなく、定常的に還元するところに強い意気込みを感じる。
Oliveカードは、三井住友カードのナンバーレス(NL)シリーズの特徴を引き継ぐ。年会費無料の「一般カード」、年会費5500円の「ゴールドカード」、年会費3万3000円の「プラチナプリファード」の3種類を用意。ゴールドとプラチナプリファードでは、初年度年会費を無料にし、新規ユーザーの取り込みを図る。
これらNLシリーズの特徴は、コンビニやマクドナルド、ファミレスなどで5%が還元される点だ。対象店舗は、セブン−イレブン、ローソン、ポプラ、セイコーマート、マクドナルド、サイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵、すき家、はま寿司、ココス、ドトール、エクセルシオール、かっぱ寿司と、メジャーなチェーン店が数多く含まれる。
さらに三井住友カードを保有する家族を登録すると、家族1人につき1%増加する。最大5人まで登録でき、上記の5%還元と合わせると10%還元に達する。
ここまでは従来のNLシリーズの特徴だが、Oliveカードではさらに還元率が上乗せされる。まず、Oliveアプリに月1回以上ログインすると+1%、Oliveに用意された「選べる特典」で「Vポイントアップ」を選択すると+1%(プラチナプリファードは+2%)、三井住友銀行で住宅ローン残高があれば+1%アップする。
さらにSBI証券口座で、投信買付が月間1回以上で+0.5%、国内株または米国株の取引月間1回以上で+0.5%、SMBC仲介口座の場足、NISA口座の残高が30万円以上なら+1%、還元率を上乗せする。
これらを合計すると、還元率は最大で15%まで上昇する形だ。
なお特定の対象店舗でなくても、通常の決済で0.5%、プラチナプリファードなら1%が還元される。さらに、ゴールドカードなら年間100万円利用で1万ポイント付与(1%還元相当)、プラチナプリファードなら年間100万円ごとに1万ポイント(1%還元相当)が付与される。リボ払いを併用すれば0.5%が上乗せされるため、通常カードで最大1%、ゴールドカードなら最大2%、プラチナプリファードなら最大2.5%還元だ。
またSBI証券でのカード積立において、一般カードは0.5%、ゴールドカードは1%、プラチナプリファードは5%を還元する。プラチナプリファードは年間3万3000円の年会費がかかるが、年間上限となる60万円のクレカ積立を行うと3万円分のポイントが還元される計算だ。
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