出光興産(東京都千代田区)とブリヂストン(東京都中央区)は2月8日、空気を充填しないタイヤ「エアフリーコンセプト」の実用化に向けた実証実験を始めると発表した。超小型EVに装着して実際に運用する。
出光興産の千葉事業所で運用する構内移動用の超小型EVにエアフリーコンセプトを装着し、メンテナンス性などを検証する。将来的に出光興産が開発に携わっている超小型EVに採用することも視野に入れている。
出光興産は「エアフリーコンセプトは地球環境に配慮されており、当社のビジョンと親和性が高い。またノーパンクタイヤ(非空気入りタイヤ)は車両停止リスクの減少に貢献し、利用者にとって価値向上が期待できる」としている。
エアフリーコンセプトはブリヂストンが2013年に発表した第2世代の“非空気入りタイヤ”。側面の特殊な形状のスポークで荷重を支え、衝撃を吸収する構造で、パンクの心配がいらず、空気圧の管理といったメンテナンスも不要になる。スポーク部分は樹脂製のためリサイクルも容易だという。
パンクしない自転車タイヤ、ブリヂストンが開発 2019年に実用化目指す
「メンテフリー目指す」 パンクしない自転車タイヤ、開発の狙い
「AE86」の水素エンジン車とBEVコンセプト車両、トヨタが公開 東京オートサロンで
トヨタ社長交代、なぜ豊田章男氏はトップの座を降りたのか 語った「クルマ屋の限界」とは
EV旅の秘訣は“満タン主義“との決別 テスラで「往復3000kmドライブ」(前編)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR