ジャック・ドーシー氏が2019年に立ち上げた分散型オープンプロトコル開発プロジェクト「Bluesky」のソーシャルアプリ「Bluesky Social」のプライベートβ版が米AppleのApp Storeに登場した。
アプリ概要には、かつてドーシー氏がTwitterで目指した「What's Happening?(今どうしてる?)を把握できるアプリ」に似た「What's up?」(最近どう?というような意味)というフレーズと、「シーンを検索し、最新情報を投稿して、つながりを保とう」というフレーズが掲載されている。
プライベートβ版なので、ダウンロードはできるがウェイティングリストに登録し、コードを入手しないと利用はできない。アップデート履歴によると、公開されたのは2月18日で、28日に最初のアップデートを行っている。
Bluesky Socialはプロジェクトが取り組むオープンソースのソーシャルプロトコル「Authenticated Transfer Protocol」ベースのソーシャルアプリ。単一のハブに個別のネットワークがある「フェデレーションソーシャルネットワーク」になるとしている。
イーロン・マスク氏がTwitterを買収し、さまざまな改変を実施する中、Twitterに代わるソーシャルアプリとして注目されるアプリの1つだ。Bluesky Socialの他に、Mastodonのためのアプリ「Ivory」や新たなアプリ「Post.」などもリリースされている。
本稿執筆現在、ドーシー氏はこのアプリについて特にツイートしていない(Bluesky Socialで発言しているかもしれないが)。
ドーシー氏はかつて、Twitterでの最大の後悔はこのサービスを営利企業にしたことだと語った。Blueskyは現在、PBLLC(公益目的の合同会社)という形態でジェイ・グレイバーCEOが率いている。
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