日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)が2月28日に発表した「スマートフォン利用シーンに潜む脅威 Top10 2023」によると、スマートフォンを利用するに当たって考えられる脅威ランクの3位は「ディープフェイク」、2位は「なりすまし契約とアカウント搾取」、1位は「スミッシング詐欺」だった。
同ランキングはJSSEC会員企業が脅威を洗い出し、投票で決定した(参加企業数は未開示)1位のスミッシング詐欺はSMSを使ったフィッシング詐欺のこと。2位のなりすまし契約は証明書の偽造などで他人になりすまして契約すること。3位のディープフェイクはAI技術などを利用して偽の画像や音声、動画などを合成したものだ。
4位はフィッシング詐欺やランサム攻撃などの「メール攻撃」、5位は提供元不明アプリによる「マルウェア感染」、6位は「誹謗中傷」、7位は「フェイクニュース」、8位は「アカウント乗っ取り」、9位は、検索サイトのアルゴリズムを利用して検索上位に詐欺サイトなどを表示させ、利用者を誘導する「検索エンジンの汚染」、10位はECサイトを装って詐欺を働く「不正通販サイト」とした。
JSSECは「利用者一人一人に、今回選定した脅威について十分理解して頂き、安全に利用していただけることを期待する」としている。
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