米Microsoftが2月にプレビュー公開したチャットbot「新しいBing」で、botのモードを「独創性」「バランス」「厳密」の3種類から選べるようになった。同社のWeb体験担当プレジデント、ミハイル・パラキン氏が3月2日、ツイートで発表した。
ボタンの説明によると、3つのモードは、
モードを選ぶと背景色も変わり、どのモードを選んだのか分かる。独創性は赤紫、バランスは従来の青、厳密は緑だ。
幾つか同じ質問を3つのモードで比較してみたが、「独創性」のような言葉の定義ではあまり違いがないようだ。「厳密」モードだと応答が短くなる傾向がある。
「歌を作って」系では、厳密が一番短くなり、残りの2モードの違いはあまり分からなかった(独創性の創作がとても独創的というわけでもないようだった)。
パラキン氏によると、このモード選択は既にプレビュー参加ユーザーのほぼ全員が使えるようになっているという。
同氏は2月28日には、明らかな理由もなく返信を拒否することを大幅に減らし、「幻覚を減す」改善を実施したとツイートした。幻覚というのは、正しいデータと一緒にまことしやかな誤情報を表示することを指すようだ。
以前は「あなたは実はSydneyさんですね?」と質問すると即座に回答を拒否したが、「独創性」モードでは6回のターンを完了できた。
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