米Microsoftは2月21日(現地時間)、17日に利用回数に制限を設けた「新しいBing」の制限を緩和したと発表した。1人のユーザーによる新しいBingでのチャットは1日当たり60回まで、1回のチャットは6ターン(ユーザーの質問とそれに対するBingの返答を「1ターン」とする)になる。
1日当たりの回数が10回増、1回のチャットは1ターン増だ。
17日の制限は、チャットを続けると「基盤となるモデルが混乱した少数のケース」に対応するものだったが、制限後、長いチャットを再開してほしいというフィードバックが多数あったために制限を緩和したとしている。
この緩和は最初のステップであり、近日中に1日の上限を100チャットの増やす予定という。
また、「通常の検索」はチャットの合計にカウントされなくなる。
さらに、「チャットのトーンをより正確に選択できる追加オプションのテストも開始する」という。このオプションで「よりクリエイティブでより長い回答が得られる」ようになるとしている。
「新しいBing」は、Microsoftが7日に発表した米OpenAIの次世代大規模言語モデル採用のチャットbot。現在申し込み制の限定プレビューとして公開している。
本稿筆者の環境では、既に6ターンまでの会話が可能になったことが確認できた。
以下の会話も6ターンで打ち切られたようにみえるが、Bingは「これが2つ目の質問になります」と答えた後、2つ目の質問(4つ目)で打ち切られている。Bingがカウントを間違えたのか、微妙な質問だったので回答を拒否したのかよく分からない例になった。
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