米Microsoftは3月27日(現地時間)、「Microsoft 365」のコミュニケーションツール「Microsoft Teams」のデスクトップ版クライアントを「ゼロから再構築」したと発表した。メモリ使用量を半減し、パフォーマンスは最大2倍になったとしている。同日からプレビューの提供をロールアウトした。
デザインも大きく変わり、「使いやすく、すべてを1カ所で見つけられるようにした」。また、CopilotやLoopなどのAI機能も提供する。
Teamsアプリのインストールは3倍、起動は2倍、チャットとチャンネルの切り替えは1.7倍速くなるという。消費するディスク容量は最大70%削減する。
こうした性能向上に加え、デザインも大きく変わる。Windows 11のデザインになじみやすいように、Teamsカラーの紫が減り、背景色は薄いグレーから白に変わる(ダークモードには自動的に切り替わる)。
チャットのスレッド表示を改善し、ビデオ会議画面にも多数の改善を追加した。
Copilotをグループチャットに参加させ、会議のスケジュール調整をさせたり、サイドバーで会議を要約させたりできる。
プレビューへの参加要件は、Windows 10(10.0.19041)以降にインストールしたTeamsアプリの1.6.00.4472。管理者が利用可能に設定する必要がある。
Microsoftによると、TeamsのMAUは2億8000万人以上という。新しいTeamsは、年内に一般提供する計画だ。
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