「クリエイターと協力的な関係を築いて行きたい」――画像生成AI「Stable Diffusion」を開発する英Stability AIの幹部が3月23日、自民党が開いたAIに関するプロジェクトチームで、赤松健・参院議員の質問に応じてこう話した。赤松議員がTwitterで報告した。
23日に開かれたのは、「AIの進化と実装に関するAIの進化と実装に関するプロジェクトチーム」第7回で、Stability AI社の伊藤錬COOが出席した。
伊藤COOは、赤松議員の「著作権者団体が銀行口座番号を持って近づいてきたらどうするか」という質問に対して、「ぜひクリエイターと協力的な関係を築いて行きたい」という明確な方向性を示したという。
また、「日本の漫画・アニメ文化には世界的な需要があり、これに著作権法30条の4(AIによる著作物の学習について書かれている:参考記事)がある以上、勝ち筋はこの方面からだろうという意見でも一致した」という。
ネット上の画像を大量にクロールしたデータを活用して作られた画像生成AIをめぐっては、「クロールされた画像の著作者の権利が守られていないのでは」などと議論になっている。
塩崎彰久・衆院議員のnoteによると、同会合で伊藤COOは「AI新時代における世界の潮流」を語った。資料は、同議員のnoteで公開されている(PDF)
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