立川: そういう意味では、今回「Ci MediaCloud」というもともと放送局や大手プロダクション様にご提案していたような共同制作ツールがあるんですが、こちらも個人向けCreators’ Cloudの1つとして、ダイレクトに個人のお客さまに向けて展開したという部分があります。
筆者注:「Ci MediaCloud」:ハリウッドで展開してきた、素材共有および共同作業用のクラウドメディアストレージ。高速アップロードとダウンロードに対応し、数多くのファイルフォーマットに対応する。――個人向けCreators’ Cloudのストレージと、Ci MediaCloudのストレージ領域は連動するんでしょうか?
立川: 今の時点では、Ciは独自のストレージ領域を持ってます。よってCreators' Cloudのストレージと両方お使いいただくお客さまには、ストレージ間でファイルを行き来していただくという状況ではあるんですけど、この辺りの融合というのは今後、ブラッシュアップしていく可能性はあるかなと思っています。
――サービスの中の「ディスカバー」という部分では、作品を公開されているクリエイターさんって写真の方が圧倒的に多いようです。個人向けCreators’ Cloudは、写真向けのサービスということなんでしょうか?
立川: 個人のお客さまに向けては、動画と静止画両方でお使いいただくストレージという形でご提案してるんですよね。一方で今私達の民生用カメラをお使いいただいてるお客さまは、基本的には静止画をお撮りになる方が多いので、初めにこういう形でその作品をご投稿いただくような環境をご提案させていただくと、最初にアップしていただくのは静止画をよくお撮りになる方が多かったのかなというふうに思います。
――Web上サービスで見ると、「カメラ」タブにはあまり機能がないように見えます。これはスマホ向けのCreators’ Appで見るとまた違うんでしょうか?(インタビュー時点でまだCreators’ Appは公開されていない)
上田: 今Webで見ていただいてるのは、カメラを追加する機能だけかと思いますが、今度リリースするCreators’ Appでは、カメラと連携する機能がカメラタブの中に増えます。
例えばカメラと接続してスマートフォンにコンテンツを取り込むとか、スマートフォンのUIでリモート撮影をするとか。あるいは設定をカメラに流し込むとか、カメラに最新のファームウェアを書き込むといった機能が増えていきます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR