ネット専用投信「Tracers オールカントリー」、eMAXIS Slim“オルカン”の約半分のコストで登場
日興アセットマネジメントは4月26日から、ネット販売専用の投資信託「Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界株式)」の運用を開始する。10日に提出した有価証券届出書で明らかになった。
最大の特徴は0.05775%という信託報酬の低さだ。全世界の株式に投資するインデックス型投信では、三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」が0.11325%(引き下げは5月11日から)で最も低かった。Tracersオールカントリーは、従来の最低コストの半分近いコストで登場することになる。
販売会社は、有価証券届出書によるとSBI証券の名前があがっている。
ネット証券専用 低コスト化で各社が激戦
近年、つみたてNISAやネット証券の普及によって、インデックス投信への投資額が加速している。トップのeMAXIS Slimシリーズは、年間の純設定額(購入額から解約額を引いたもの)は1兆4525億円と、ETFを除く国内公募投信全体の17.5%を占めるに至っている。
差別化要因は、徹底した低コストだ。ネット証券専用商品とし、対面証券会社で取り扱わないことでコストを抑えた。
eMAXIS Slimシリーズの快走を背景に、運用各社は続々とコストの低下を進めている。最も人気の高い米国株式インデックス「S&P500」に投資する投信だけでなく、全世界株式インデックスに投資する投信でも、コストの引き下げが相次いだ。
アセットマネジメントOneの「たわらノーロード 全世界株式」が、4月7日に信託報酬を0.1133%に引き下げると、eMAXIS Slim全世界株式も5月11日から0.11325%(実質)に引き下げることを発表し、対抗した。今回、Tracers オールカントリーがそれを大きく下回る低コストで登場することで、“業界最低水準の運用コストを目指す”ことをうたっているeMAXIS Slimが、対抗値下げするかどうかに注目が集まっている。
→対抗値下げしないことを明らかに。eMAXIS Slim”オルカン“、Tracers対抗の信託報酬引き下げは行わず 「公正な比較対象とならない」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
2
iPhone 18シリーズ発表、今年はPro・Pro Maxのみ なんと“無印”なし 価格は21万9800円から
-
3
「iPhone Duo」発表 Apple初の折りたたみスマホ 36万4800円から
-
4
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
5
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
6
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
7
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
8
スーパーでおなじみ「呼び込み君」に新型 26年越しの“新曲”も配信
-
9
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
10
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR