武器は既製品もあれば、木材や竹、スチレンボード(ポリスチレンを主原料とした板型の素材)を使って手作りしたものもある。CG制作を手掛ける「イメージ・スタジオ部」で、スタジオの管理や利用日程の調整などを担当する佐藤矩生さんによれば、撮影の都合によってそれぞれ使い分けているという。
例えば銃は、モデルガンだけでなくスチレンボードで手作りしたものがあり、撮影の内容によって使い分けている。モデルガンは重かったり、マガジンを取り換えできたりするので、リロードのモーションを撮りたいときや、重量感が必要な演技などに活用。一方で銃を持って飛び込むようなモーションを撮るときなどは、けがを防ぐためにスチレン製のものを使うという。
一部の武器は見た目と違う使い方をすることもある。例えばロケットランチャーの模型は約15kgあり「重いのでめったに使わない」と佐藤さん。一方で、重い荷物を運ぶ演技のとき、荷物の代わりに使うことが多いという。
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