10月1日にLINEヤフーとして再出発するZホールディングス(記事参照)。合併によって何が変わるのか。「基盤、サービス、組織の統合と一本化を強力に推進する」と出澤剛社長は話した。
収益力の高いメディアと検索を再強化が大きな注力点だ。そのためにも、LINEとPayPayを活用し、基盤としてのID連携とプレミアム会員に注力する。
まずはID連携だ。10月にLINEとYahoo!JAPANのID連携を開始し、2024年度中にはPayPayとのID連携も行う。5498万人のYahoo会員と9500万人のLINE会員が連携し、例えば「LINEからのヤフーでのコマース体験が一つの柱になる」(出澤氏)。将来的なID統合も視野に入れる。
続いてLINE、Yahoo!、PayPayを横断したプレミアム会員を11月にスタートする。LINEとしては初の有料会員制度であり、プレミアム対象スタンプを使い放題にしたり、動画もアルバムに登録したりできるようになる。ポイントプログラムはPayPayポイントに統合していく。
さらに、LINEにおけるバックアップをリアルタイム化し、トークだけでなく画像や動画も対象にすること、また1台の端末で複数人がLINEを利用できる複数アカウント機能なども検討している。
新社名は「LINEヤフー」 10月1日に合併
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