Zホールディングスは4月28日、2023年度の業績目標の達成のため、役員報酬を減額すると発表した。7月から24年6月までの12カ月が対象。
同社は22年5月に、役員に対する株式報酬制度を拡充。ストックオプションのほか、業績に連動して株式を付与するRSUプランを導入し、報酬全体の60〜80%を株式報酬に切り替えた。
今回、取締役についてはストックオプションとRSUを全額カット、監査等委員である取締役はRSUを全額カットする。さらに、代表取締役GCPOの慎ジュンホ氏については、株式報酬全カットに加え、現金賞与を不支給、基本報酬も1円に減額する。
慎氏はLINEの創業者。「本人から、自分のコミットメントとして1円としたいという申し出があった」(出澤剛社長)ことから、合計報酬を1円とした。
Zホールディングスは、短期的な成長が厳しい中、23年度は300億円規模の固定費削減を行う。役員報酬削減はその一環。
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