イラスト投稿サイト「pixiv」を運営するピクシブは5月9日、pixivにおけるAI利用作品の問題点と対応状況について、現状の認識と今後の対策方針を発表した。問い合わせの多かった3点に問題を絞り、クリエイターにどのような不利益が起きているか、それに対して同社がどう対応するかを説明した。
1つ目は、AI技術を使った絵柄の模倣により、クリエイターが成り済まし被害を受けたり人格を傷つけられたりするという問題。対策として5月中旬にガイドラインを改定する予定。新たに「特定のクリエイターの画風を模倣した作品を繰り返し投稿する行為」などを禁止する。AIの悪用や盗作などを検知するため、新しい監視システムの追加も予定している。
2つ目は、AI技術を使った絵柄の模倣のために、クリエイターの画像を大量に取得されることがあるという問題。これについては、不当な目的での作品収集は既存の利用規約とガイドラインで禁止している他、bot対策ツールや、Webアプリケーション向けの情報セキュリティ製品(WAFなど)を導入しているという。
今後は、不正なリクエストを繰り返しているアカウントの追跡、類似する画像を自動検知する技術の開発、AIを活用した監視システムの導入を進めるとしている。
3つ目は、AIイラストを見たくない人にもAIイラストが大量に表示されるという問題。今後は、22年10月に追加したAIイラストのフィルタリング機能をより分かりやすい位置に移動する他、同じユーザーの作品が検索結果を占拠しないよう調整する予定という。
pixivにおけるAIイラストの扱いを巡っては、「ピクシブの意思が不明確」「問題への対策が不十分」として作品を非公開化するイラストレーターが続出していた。
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