米Twitterは5月31日、「コミュニティノート」(旧Birdwatch)を、ツイートだけでなく、ツイートに添付された個別の画像にも付けられるようにしたと発表した。まだテスト段階で、将来的には動画にも、複数の画像/動画にも対応する計画。
コミュニティノートは、クラウドソーシングによる偽情報拡散防止対策。「協力者」として登録した一般ユーザーが、誤解を招く可能性のあるツイートに背景情報を説明する「ノート」を付け、そのノートを他のユーザーが評価すると、ツイートにそのノートが表示されるという仕組みだ。
画像のノートは、1つの画像に付けると、他のツイートに添付された同じ画像にも自動的に表示されるようになる。例えばAIで生成したフェイク画像が、RT(リツイート)ではなく、画像を直接添付する方法で拡散された場合でも、この方法であれば対応できそうだ。
同じ画像であると判断する方法は不明だが、「現時点では照合精度を高めることを目的としており」「誤照合を回避」することに取り組み中という。
ツイートではなく、画像にノートを付けられるのはWriting Impactスコアが10以上の協力者。該当協力者がノートを付けようとすると、そのノートがツイートに対するものか画像に対するものかを選択するパネルが表示される。
Twitterでは5月、複数のアカウントがペンタゴン(米国防総省)が爆破されたように見える画像をツイートし、拡散された。
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