NTT西日本が、これまでオンプレミス上の複数システムに散在していた回線開通に関する業務データを統合・一元管理できる基盤を構築し、2023年2月に運用を始めた。基盤の構築にはOracle Cloudを活用。新しい統合基盤を開発することで、既存システムの改修を避けて課題を解決したという。日本オラクルが5月31日に発表した。
NTT西はこれまで、回線の開通・変更・廃止に関する業務を、複数システムにまたがって存在していたデータを参照しながら進めていたという。しかし作業の負担から、データの一元管理が必要に。一方、既存システムの改修は相当なコストと時間がかかる見込みだった。
そこで、Oracle Cloudを活用して新たなデータ統合・管理基盤を構築。システムを改修するより低いコストで効率化を実現したという。基盤の構築に当たっては、バックアップやセキュリティの更新などデータベース管理の負荷を減らせる「Oracle Autonomous Database」に加え、ローコード開発ツールの「Oracle APEX」を活用。日本オラクルのコンサルティング部門から支援を受けつつ、内製で開発した。
NTT西は今後も、Oracle Cloudが提供するローコード開発ツールなどを活用し、内製による業務の効率化を進めるとしている。
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