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リクルートが「サクラ」行為を認めて謝罪 オンラインセミナーで学生装い、質問投稿

» 2023年06月05日 14時04分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 リクルートは6月5日、学生向けオンラインセミナーで“サクラ”行為があったとする一部報道について謝罪した。オンラインセミナーの質疑応答コーナーにて、同社社員が参加学生を装って質問を投げかけていたことや、学生に対し不適切な発言をしていたことを事実と認めた。

リクナビの公式Webサイトから引用

 一部報道によると、同社では社員が学生を装って質問する行為を少なくとも20件以上のセミナーで行っていたという。同社は報道を受けて社内調査を実施。一部社員がサクラ行為を行っていたと判明した。

 同社によると「質疑応答コーナーにおいて、参加学生が質問しづらい雰囲気になりがちであったことに対し、質問しやすい雰囲気作りのきっかけとして、過去の代表的な質問をその場に投げかけていた」と説明。質問の内容は「オンラインのイベントは出入り自由ですか?」「イベントには私服で参加しても良いですか?」など。

 同社は「弊社社員が、質疑応答の際に参加学生を装い質問を投げかけていた行為や、『サクラ』などの不適切な表現を用いていたことについて、不誠実な行為であったと大変厳しく受け止めている」とコメント。社内教育や啓発活動を通して、再発防止に努めるとしている。

リクルートの声明全文

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