アップルは「WWDC23」で、従来のM1 Ultraより20%CPU性能が高いというM2 Ultraを発表。M2 Max搭載とともに、Mac StudioをM2世代にアップデートした。
また、Mac ProにもM2 Ultraを搭載。これにより、当初の宣言より1年遅れにはなるが、全ラインアップをApple Silicon化。スティーブ・ジョブズが2005年のWWDCで導入を宣言したインテルMacだが、その時代は17年で終わりを告げたことになる。
何よりパフォーマンスの必要なMac Studioを使う人たちにとって、下位モデルがM2世代にアップデートされていくのに、いまさらM1 MaxやM1 Ultraのモデルを買うのは釈然としなかったに違いない。最新のMac Studioは、すでに予約開始しており、発売は6月13日となっている。
M2世代のチップは映像処理能力を中心にアップデートされているので、特にビデオエンジニアの人たちにとっては嬉しいアップデートだろう。
Apple SiliconはCPUとGPUを統合したSoCで、メモリもユニファイドとして一緒に配置するため、チップとメモリ構成の選択肢はシンプルになる。
M2 MaxであればCPUは12コア、GPUは30/38コア、M2 UltraであればCPUは24コア、GPUは60/76コアの中から選ぶしかない。メモリも、M2 Maxでは32、64、96GB。M2 Ultraでは128、192GBの中から選ぶだけだ。
ともあれ、それで、8K ProRes映像を最大で22ストリーム再生させることができるのだから、多くの人にとって、何の不満もない性能を秘めているわけだが。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR