中身がほぼ同じなのに、Mac StudioではなくMac Proをチョイスする唯一の理由は、PCI Express拡張スロットが7つ(ひとつはすでに利用されている)用意されるという点だろう。
つまり、Apple Silicon版Mac Proの発表は、PCI Express拡張スロットが必要な人に向けてということになる。(編集部追記:新型Mac Proはグラフィックスカードの増設に対応しないことが判明している)
もちろん、今後、このフレームを使って、M2 Ultraを超える、より強力なチップセットが発表される可能性はあるが、現在のところPCI Express拡張スロットの有無に差を見い出すしか、Mac Proの価格を正当化することはできない。
実際の性能は、プロユースで試していただかないと私には手に余るハイパフォーマンスモデルの話ではあるが、非常に魅力的なMac Studioに対して、ちょっとコンセプトに齟齬を感じるMac Proではある。重い処理を頻繁に行うプロの方のご意見を聞きたい。
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