エンジニアの知識共有サービス「Qiita」に6月11日に投稿された「デジタル庁のサイトやばすぎるwww」(mu_tomoyaさん)というブログが、一時Twitterのトレンドに入るなど話題になっている。12日には河野太郎大臣がリンクを添えて「読んでね。」とツイートした。
投稿主はWebデザインに携わる方とみられ、ネット上で「こんなの素人でも作れるw」などと揶揄(やゆ)されることもあるほどシンプルなデジタル庁サイトは、実はよく考えてデザインされたものであると指摘する。例えばフォントや単純な黒(色コード:♯000)ではない黒のチョイスは色弱の方でも見やすいもの。12カラムのグリッドデザインも適度な余白を生み「いかにユーザーの負担を減らすか」を考えたデザインという。
デジタル庁は昨年から今年にかけ、デザインの方針や色使いなどの要件を定めたデザインシステムや、Webサイトのアクセシビリティ検証結果を公開してきた。投稿ではこれらを紹介し「Webデザインに携わる方は一読の価値あり」「太っ腹すぎる」と評価している。
さらにツールを使ってWebサイトに使われている技術を調べたところ、官公庁のページにJavaScriptのフレームワーク「Next.js」など新しいものが使われていると分かった。こうした事実からデジタル庁のWebサイトは、検証に基づき、モダンな技術で作られた「プロの仕事」と結論づけている。
「その結果ページ表示がめちゃくちゃ速い。これはやばいですね。阿部寛のホームページ以上に速いんじゃないかと思います」(投稿より引用)
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