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Apple、「Vision Pro」アプリ開発向け「visionOS SDK」リリース 東京にラボ開設へ

» 2023年06月22日 06時34分 公開
[ITmedia]

 米Appleは6月21日(現地時間)、WWDCで発表した初のMRヘッドセット「Apple Vision Pro」のアプリ開発者向けツールキットをリリースした。Apple Developer Program登録開発者は、「visionOS SDK」やXcode、Reality Composer Proなどを専用サイトから入手できる。

 vision 1

 Appleは発表文で、これらのツールで開発者は「Vision Proの無限のキャンバスを最大限に活用し、デジタルコンテンツと物理世界をシームレスに融合させた新たな体験を可能にする、新たな空間コンピューティングアプリを開発できる」としている。

 Vision Pro向けアプリ開発には、Xcode、SwiftUI、RealityKit、ARKit、TestFlightなど、開発者がAppleの他のOS向けアプリ開発で使い慣れたツールを使える。

 vision 2 開発には、SwiftUI、RealityKit、Xcodeなどを使う

 登録開発者は7月、Vision Pro本体を含む開発者キットを申請できるようになる。

 Appleはまた、7月に東京、クパチーノ、ロンドン、ミュンヘン、上海、シンガポールに開発者ラボを開設する。ラボではVision Proでアプリをテストし、エンジニアのサポートを受けることもできる。

 7月には、米Unityのオーサリングツールで構築したアプリやゲームを、Apple Vision Proに移植できるようになる。

 Appleが「初の空間コンピュータ」と呼ぶVision Proの発売は2024年初めで、価格は3499ドル。発売までにサードパーティアプリが豊富に揃うかどうかは重要だ。

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