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ぐぐっと超広角系にシフトしたソニー「ZV-1 II」は“さすが三代目”の完成度 懸念はバッテリー荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/6 ページ)

» 2023年06月24日 10時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 まあサイズ感も電源スイッチの位置もZV-1やZV-1Fと同じなのでそれを忘れたわたしが間抜けだったというか、何をいまさら感満載なのだが、実はもう1つ言いたいことが。

 電源の隣に、押すごとに「静止画→動画→スロー&クイック」と順繰りに切り替わるモードボタンがあり、この2つは手探りだと間違って押しやすい位置と大きさなのである。

 静止画から動画に切り替えようとして電源を切っちゃうとか、電源を切ろうとして間違って撮影モードを変えてしまったのに気づかず通常の動画を撮ってるつもりがスローモーションになってたいう失態を何度かやらかしたので、個人的にはZV-E1のように撮影モード切替をスライドスイッチにするか、ZV-E10のように電源をスライドスイッチにするか、両者をはっきり区別してほしいと思う。

 そしてもふもふを取りつける前の姿がこちら。

上面。アクセサリシュー、マイク、各種スイッチ、静止画と動画用の撮影ボタンなどが並ぶ

 左端にアクセサリシューがあり、レンズの真上にはマイク(インテリジェント3カプセルマイク)である。

 マイクこのマイクは優秀で、指向性を設定できる。前方・後方・全方位、そしてオートだ。あとで作例を見てもらうと分かるが、実に音をしっかり拾ってくれてすばらしい。

マイクの指向性は4種類。普段はオートでいいけど、前後どちらかに重みを置きたいときはうまく設定したい

 しゃべりながら録るVlogにとって、音質は重要なのだ。

 正面から見る。これは電源オフ時。レンズはツァイスのバリオゾナーで前述したように18-50mm相当。超広角から標準までのズームで開放F値はF1.8-4.0となっている。

レンズの←上にあるのはインジケータ。録画中は赤く光る。レンズは6.9-17.6mm(35mm判換算で18-50mm)

 いつものガスタンクで18mmと50mmの差をどうぞ。18mmの広さはやっぱよい。

iAUTOで撮影したガスタンク。18mm相当はやはり広くてよい。露出データを見る限り、NDフィルタが自動ではいったか(18mm相当 1/800秒 F1.8 ISO125)
50mm相当だとここまでよれる。レンジとしてはトリプルカメラのスマホに近い感じだ(50mm相当 1/1600秒 F4.9 ISO125)

 つづいて背面。モニターは3.0型。バリアングル式だ。

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