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ぐぐっと超広角系にシフトしたソニー「ZV-1 II」は“さすが三代目”の完成度 懸念はバッテリー荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/6 ページ)

» 2023年06月24日 10時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 今年(2023年)の春夏はVLOGラッシュかい! といいたくなるくらい続々とVLOG志向カメラが出てきたわけだけど、初代VLOGCAMを忘れてはいけない。ソニーの「ZV-1」である。発売からちょうど3年が経過した(ZV-1は2020年6月発売)。

 1型センサーを搭載したZV-1から始まったVLOGCAMシリーズは、APS-CサイズのミラーレスVLOGCAM「ZV-E10」、広角単焦点レンズで自撮りをより意識した「ZV-1F」、そしてフルサイズのミラーレスVLOGCAM「ZV-E1」と上下にどんどん広げていき、初代VLOGCAMのリニューアルとあいなったのだ。

 「ZV-1 II」の誕生である。

初代VLOGCAMがリニューアルした「ZV-1 II」。もふもふしたウインドスクリーンが代名詞に

 どこを新しくしたのか。

 当然3年分の進化はあるのだが、注目はレンズを大きく変えてきたこと。ZV-1は24-70mm相当という一般的なカメラの焦点距離だったが、ZV-1M2は18-50mm相当とぐぐぐっと超広角系にシフトしたのだ。

 ZV-1より広角を、ってことで出てきたZV-1Fの立つ瀬がなくなる気はしないでもないけど、日常を撮るには広角な方がいい。特にアクティブ手ブレ補正をかけると狭くなるので元の画角は広い方がいい。

 かくしてこのレンズだけで要注目なのである。

押し間違えやすいスイッチに注意

 で、ZV-1M2を手にしてさあ撮りに行くぞ、ってときに「電源スイッチはどこだ!」と慌てた荻窪圭です。

 この写真を見てもらうと分かる通り、電源スイッチが見えないのだ。

電源ボタンはどこだ? と焦ってしまったの図。真っ先にウインドスクリーンを付けちゃったからね

 それはもう理由は簡単。もふもふ(ウインドスクリーン)を付けちゃうと、電源スイッチがそれに隠れるのだ。

マイクのすぐ横に電源ボタンがあるので隠れがちなのだった

 盲点でありました。まあそれだけボディがコンパクトで、アクセサリシューを利用してマイクの上にかぶせるウインドスクリーンのもふもふが大きいってことだ。これを使う人は動画を録らないわけがないので、もふもふも当然付けるだろうし。

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