米NVIDIAは6月27日(現地時間)、SaaS型データウェアハウスを手掛ける米Snowflakeとの提携を発表した。顧客企業が独自のデータを使ってカスタマイズした生成AIアプリを開発するための環境の提供を目指す。
この提携により、Snowflakeの顧客は、NVIDIAの自動音声認識、自然言語処理、テキスト読み上げのAIモデルを構築・展開する、LLM(大規模言語モデル)開発プラットフォーム「NVIDIA NeMo」とNVIDIA GPUと、Snowflakeアカウント内の自社データを使って、チャットボット、検索、要約などの生成AIサービス用のカスタムLLMを作成できるようになる。
両社のAI技術を統合することで、「ビジネスのあらゆる部分に生成AIの力をもたらすアプリを迅速かつ簡単に構築、展開、管理できる」という。顧客企業は、管理対象データが既に存在する場所に生成AIアプリを構築できるので、データのセキュリティを維持しながらコストと遅延を大幅に削減できる。
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