サイボウズは7月4日、ベンチャーキャピタル「kintone Teamwork Fund」を組成し、出資や支援を希望する企業の募集を開始した。同社のクラウドサービス「kintone」との連携を前提に、Web3や生成AIなどを活用するスタートアップを支援していくという。
出資対象はアーリーかミドルステージ(成長の初期〜中期)にあるスタートアップ。(1)Web3や生成AIといった技術を活用しており、kintoneとのシナジーが見込める、(2)社会インフラ、医療、農業など、kintoneが普及していない業界向け、(3)海外市場向け──といった条件を満たすサービスに出資するという。出資額は1社につき1000万円〜1億円程度で、2025年までに20〜30社を支援する予定。
出資対象には資金だけでなく、kintoneの無料ライセンスや、拡販の支援なども提供するという。サイボウズはスタートアップとの連携を通して「kintoneエコシステムのさらなるなる拡大を目指す」としている。
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