東京大学は7月4日、同日に開催した生成AIシンポジウムのアーカイブ動画を公開した。イベントにはソフトバンクグループの孫正義代表取締役会長兼社長や東大の松尾豊教授、西村康稔経済産業大臣、米OpenAI幹部のシェイン・グウさんらが登壇。孫会長は「日本は今こそ真正面からAI開発に取り組むべきだ」と訴えた。
テーマは「生成AIが切り拓く未来と日本の展望」。人間を超えて進化していくAIについて不安を覚えるという意見に対し、孫氏は「不安に思い過ぎる必要はない」とし「幸いなことにAIはタンパク質ではなく電気を食べる。だからAIには人類を取って食べる動機がないし、神様や仏様のように賢くて聡く、愚かなことはしない。だから日本は安心して真正面から最大限にAI開発に取り組むべきだ」と語った。
他にも「行政機関(政府・自治体)における生成 AIの利用と課題」や「広島AIプロセスについて」「生成AIと研究・教育」などのセッションも実施。これらのアーカイブ動画も公開している。
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