消防庁が7月12日に実施予定としていた、全国瞬時警報システム「Jアラート」の緊急情報伝達試験について、各地方自治体が中止を発表した。同日午前9時59分ごろに、北朝鮮から弾道ミサイルが発射されたためとみられる。
Jアラートは、弾道ミサイルなどが日本に落下する可能性がある場合に、情報を瞬時に伝えるためのシステム。試験では、多くの市区町村で防災行政無線などによる「これは、Jアラートのテスト」といった放送や、防災情報メールなどを送信する予定だった。
試験は午前11時に開始予定だったが、弾道ミサイルが発射されたあと、試験開始30分前を切ったあたりで各自治体が中止を発表した。
なお、北朝鮮が発射した弾道ミサイルは、日本の排他的経済水域(EEZ)外の日本海に落下したと見られる。
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