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任天堂が「ニンテンドーアカウント」の不正取引に注意喚起 「第三者への譲渡などは利用規約違反」

» 2023年07月24日 14時58分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 任天堂は7月24日、ニンテンドーアカウントの情報を第三者へ受け渡す不正取引が行われているとして注意喚起した。一部通販サイトやフリーマーケットサイトなどで横行しているという。同社は「他人のニンテンドーアカウントの使用や、自分のニンテンドーアカウントの貸与・譲渡は利用規約違反になる」と呼び掛けている。

ニンテンドーアカウントのログイン画面

 声明では、ニンテンドーアカウントの売買、第三者のアカウントを利用する行為、第三者にアカウント情報を渡してプレイ代行などを依頼することなどが規約違反であるとしている。任天堂の指摘した4つの禁止行為は下記の通り。

  • ダウンロードソフトなどを購入済みのニンテンドーアカウント自体の販売/購入
  • 第三者のニンテンドーアカウントを一時的に利用した商品の代理販売/購入
  • ニンテンドーアカウントの仕組みを利用した有料でのソフトの共有
  • ニンテンドーアカウント情報を第三者に受け渡し、セーブデータの改ざんやプレイ代行を依頼する行為

 また、無効なソフト引き換えダウンロード番号や、不正な決済手段で手に入れたダウンロード番号を販売する行為も確認したという。これらの行為に対して、任天堂は「厳格に対応している」とし、信頼できる販売者からダウンロード番号を買ってほしいと呼び掛けた。

 「ニンテンドーアカウント情報の受け渡しは、アカウント乗っ取りなどの被害につながる可能性がある。また、ニンテンドーアカウントの利用規約違反を確認した場合、ニンテンドーアカウントの利用を停止することも。利用停止になったアカウントについては、問い合わせに対応できない場合もある。あらかじめご了承ください」(任天堂)

任天堂の声明全文

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